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寒さが本格的になってきた今日この頃。あまりの寒さにお風呂に入ること自体億劫になり、さっと済ませてしまうという人もいらっしゃるかもしれませんが、ど うやら美容のためにも何が何でも湯船に浸かった方が良いようです。美容賢者の湯船利用率と湯船での美容術を垣間見てみましょう。

■美容関係者が湯船に浸かる割合は何と9割

武田薬品工業株式会社が美容関係の職業に従事している女性を対象に実施した「『入浴』に関する意識・実態調査」の結果から引用します。まず「普段の 入浴において、シャワーではなく湯船に入るように意識していますか?」という質問において、88%と約9割にものぼる人たちが意識していると答えました。


また「美容においてバスタイムの活用は重要だと思いますか?」という質問に対して美容系職業の女性たちの96%が「そう思う」と回答。美容賢者にとってはバスタイムは綺麗になるにあたってなくてはならない場所のようです。

 

■お供の入浴剤の存在も大きい

湯船に浸かるにあたって注目したいのは入浴剤の存在。バスタイムにおける入浴剤の利用率も高く、いつも入浴剤を使用していると回答した人は39%で 約4割。さらに、たまに使用していると答えた60%も合わせると、美容のプロたちは、ほぼ全員が入浴剤を使用する習慣があるよう。


入浴剤を選ぶポイントは「効能・効果」が85%と、最も多く、次いで「香り」(80%)、「成分」(58%)、「色」(21%)といった回答が続きました。


実際筆者も意識して毎日湯船に浸かるようになってから欠かせなくなったのが入浴剤の存在。入浴剤を入れた湯船に浸かることで、美肌効果をさらに期待出来るばかりではなく、湯船に浸かることが楽しみに。楽しくなるという意味だけでも入浴剤の功績は大きい気がします。

 

欧米人のシャワー文化に日本人が適さない3つの理由があった

とはいえ、欧米女性はシャワー文化なのにキレイな人はキレイですよね。湯船につかることが大事というのは日本の慣習や精神論にすぎないのではという素朴なギモンがよぎります。本当に湯船に入ることは私たちにとって美のために必要なのか調べてみました。



(1)日本の気候と住環境


東京ガスの都市生活研究所のレポートによると、日本人が湯船に浸かるべき理由として日本の住環境に着目すると一般的に断熱性が低く冬の住宅内の室温は欧米の寒冷地以上に低いため、血行障害が起こりやすいと指摘しています。



(2)日本人の体質と欧米人の体質が全然違う


もともとの体質についてはエイジング・スペシャリストの朝倉匠子さんが、アジア女性は体温が低い体質で他の地域の女性と比べても体温が約1℃低いと指摘しています。それゆえ冷えへの対策や新陳代謝を促進させる工夫が欧米人以上に求められます。



(3)「日本人気質」も血行を悪くする要因に


日本人はもともとの体質のほかにも勤勉ゆえのストレスの高さなどの影響で、血行障害が起こりやすいと東京ガス都市生活研究所は指摘しています。そこ で冬だけでなく一年を通して、血行をよくする工夫を体が求め、結果たどり着いている答えが湯船に浸かるタイプの入浴なのでは、としています。

ということで、少なくとも日本に暮らす日本人女性は湯船に入る必要性がありそうですね。

 

水圧と浮力の血行促進パワーも見逃せない!

同朝倉匠子さんによるとこのような効果も。

湯船につかると、ウエストが3~6センチ細くなるほどの水圧が全身にかかり、たまった血液が押し出され、血液の循環が促進されると言われています。そして、血液の循環がよくなると、新陳代謝が高まって美肌につながります。

また、湯船の中では浮力が働き、体重が普段の9分の1になって筋肉や関節を休めることにつながるので、カラダをリラックスさせる効果も期待できます。

朝倉さんご自身も必ず湯船に浸かっているとのことですが、やはり美容を真面目に考えた場合、湯船という空間をフル活用するのが重要なようですね。

 

日本女性には体質の面からも湯船に入る習慣が必要のようですね。冷えを寄せ付けず新陳代謝の高い体とお肌を手に入れたいものですね。


引用元:http://lbr-japan.com/2013/12/11/31119/